日本人は、とにかく英会話ができない人種として世界に知れ渡っています。犬のリードも英語で言えずに英語を話さないといわれているフランス人よりも、日本人の英会話力は低いでしょう。
では実際に英語力が低いのかと言えば、そうではありません。TOEICのようなテストでは、高得点をたたき出している方は大勢いらっしゃいます。つまり、日本人は英語力がないのではなく、英会話力がないのです。でも、実際に国際的に渡り合っていくうえで必要なのは何かと言ったら、英会話力ですね。そうなると必然的に、日本人は英語ができない人種とみなされるようになるわけです。
英会話に必要なことは、コミュニケーションです。聞く力、話す力、会話をしようとする動機、この3つがバランスよく整って、ようやく英会話力が伸びていきます。この3つをほどよく刺激して高めていくのは、何といっても英会話の機会を設けること。これに他なりません。失敗してもいい、恥をかいてもいいから、とにかく、英会話をしてみる。これこそ、英会話教育に必要なことなのでしょう。